オウンドメディア

やっぱりあの界隈に愛されていた!Tumblrで運営されているアーティストサイト6選!

LUCKY TAPES

以前書いたレスポンシブ記事から、8ヵ月の時を経て、アーティストサイト記事第二弾をお送りします。

今回のテーマは「Tumblr」です。今や、jindoやWixなど簡単にサイトを制作できるサービスがあるので、高校生バンドでもウェブサイトを持っていることは珍しくありません。そして、それらのサービスの中で、僕が一番好きなサービスがTumblrなのです。理由は「デザインの自由があり、(広告もなく)シンプルで見やすい」それだけです。

また、名の売れているアーティストの多くは独自ドメインを持っているのに対し、tumblr.comから漂う、そのインディー感(?)も良いですよね。

今回はTumblrで運営されているアーティストサイトを7組ピックアップし、webサイトとしてどういう機能を果たしているか、チェックしていきます!

Lucky Kilimanjaro

Lucky Kilimanjaro
http://lucky-kilimanjaro.tumblr.com/
ニュースは記事として更新し、グロナビに「HOME」「ABOUT」「LIVE」というシンプルな構成。音源への導線もあるといいんじゃないかな。

LUCKY TAPES

LUCKY TAPES
http://luckytapes.tumblr.com/
グロナビに「SoundCloud」「Bandcamp」が入っているのも、”らしい”ですね。すごくシンプルで、見せたい情報、コンテンツへの導線もばっちり、お手本のようなサイト構成だと思います。

どついたるねん

どついたるねん
http://dotsuitarunen.tumblr.com/
味のある雑さ。メインビジュアルのアーティスト写真が印象的で、どんなバンドか一目で分かりますね!

吉田ヨウヘイgroup

吉田ヨウヘイgroup
http://yoshidayoheigroup.tumblr.com/
トップページが写真だけっていうのも、もったいない気がしますね。ただ、2ndアルバム特設ページ はシンプルでCOOL!3rdアルバム特設ページも凝ったデザインになっていますね。作品に対するこだわりが感じられます!

MARQUEE BEACH CLUB

MARQUEE BEACH CLUB
http://marqueebeachclub.tumblr.com/
各情報ページへのナビゲーションがポスト的に並んでいるのは分かりづらいかなぁ。「Live Schedule」や「Photo Club」を別サイトとして作っているのが新鮮でした。

トリプルファイヤー

トリプルファイヤーweb
http://triplefirefirefire.tumblr.com/
背景、ロゴもオリジナルで統一されていて、トリプルファイヤーらしさが漂う空間ですね!

溢れ出るインディー感

最初にTumblrにはインディー感がある的なことを言いましたが、まさかここまで溢れていたとは。今回は効率的に多くの若手バンドのHPに辿り着くために、大型サーキットイベントの出演者から探るという方法を取りました。そこでも偏りが出ないように、色んなジャンルのイベントを見たのですが、ここまで偏りましたね…。ロックバンドが多く出演するサーキットイベント「見放題」の出演者を調べてみても、Tumblrでサイトを持っていたのは、出演者全142アーティスト中、The Floor(http://the-floor-1214.tumblr.com/)、楽団 象のダンス(http://elephantdanceband.tumblr.com/)の2組のみ!

音楽性によって、選ぶwebサービスがここまで変わるのかと、とても驚きました。音楽性とも関連しそうな、デザイン感覚や美的センスが影響しているのでしょうか。ちなみに、ロック系イベントの出演者はwixやjindoを使っているアーティストが多いようでした。

番外編 : Taylor Swift

Taylor Swift
taylorswift.tumblr.com/
今回は国内アーティストに限って見ていたのですが、海外では大物アーティストがTumblrを利用しているケースも多いようです。その最たる例がテイラー!オフィシャルサイトは別にあるのですが、こちらはブログ的に活用しているようです。とはいえ、ちゃっかり楽曲ダウンロードの導線を固定で出しているあたり、抜け目ないですね。

まとめ

今回の調査でわかったことは

Tumblrはインディー界隈に愛されている!

ということでした。

あと一つ感じたこと。もともとシンプルなサービスなので、ありがちなごちゃごちゃ感はほとんどないのですが、サイト内のコンテンツを整理して、ナビゲーションやTOPページを上手く使いこなせているサイトは思ったより少なかったように感じました。今回挙げたサイトで気になるものを対象にユーザビリティのヒューリスティック評価したい。そして、バンドのもとに届けたい。

ちなみに、アーティストのTumblrの有効な活用法として、下記のような記事もありました。
http://goo.gl/Lj4D7u

今後webサイトの制作、リニューアルを考えているみなさん!Tumblrも候補の一つとして検討してみてはいかがでしょうか!

シンプルさとインディー感は保証します!

CREATIVEMAN参戦!2015年フェスサイト最前線!

title

title
じめじめした天気が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
この梅雨が明ければ、そう!夏です!

渋谷の大型モニターには夏フェスの告知が流れ、フェス好きの皆さんはウキウキし始めた頃ではないでしょうか。

ちなみに皆さん、フェスの情報ってどこで手に入れます?

今はTwitterやFacebookという方が多いと思いますが、その情報源の多くはWebサイト。

今日、フェスの開催告知、参加アーティストの情報解禁の役割を担う主なメディアはほとんどがWebサイトになっています。

当日楽しむためのフェス専用アプリ、フェス専用SNSなど、WebサービスやWebサイトがフェスを運営する側、楽しむ側の両面で大きな役割を果たす状況はごく当たり前の日常となりました。

今回はその重要な役割を担うフェス情報サイトの2015年最前線をお届けしたいと思います。

フェス情報サイトのカテゴリ

一概に”フェスの情報”と言っても、アーティスト情報から会場近くの宿情報まで、提供されている情報は様々です。
そして、フェス情報サイトは情報の種類によってカテゴライズすることができます。

フェス特設サイト
⇒ 主にフェス運営者が各自のフェス情報(出演アーティストやインタビュー、特集)を発信すること、ファンのエンゲージメントを高めることを目的にしたサイト、オウンドメディア。

例) 富士祭電子瓦版 http://frf-en.jp/

ニュースサイト
⇒ 特定のフェスに拘らず、フェス全般の開催告知や出演アーティストなどのニュースを提供しているサイト。

例) ナタリー http://natalie.mu/

カルチャーサイト
⇒ 各フェスの楽しみ方や注目ポイントなど、主観的な要素も含んだカルチャー寄りのサイト。ファッションや耳寄り情報などカジュアルな記事も。

例) Festival Junkie http://www.festival-junkie.jp/

それぞれの特性

特設サイト

大型フェスだろうが小規模フェスだろうがwebでの情報発信は当たり前となり、ほぼすべてのフェスが特設サイト(オウンドメディア)を持って情報発信をしています。フェスの専門サイトなので、インタビューや独自コンテンツなど、そのフェスの魅力を伝えるため、ファンをワクワクさせるための要素が発信されています。

またSNSでの情報流通も重要性を増してきたことから、専用のTwitterアカウント、Facebookのアカウントからファンに向けて話題を提供することで、Webサイトでの情報発信を後押しする役割を果たしています。

さらに資金に余裕のある大型フェスに限った話ですが、気軽にアクセスできて、様々な機能(自分専用タイムスケジュールや独自SNSなど)を併せ持つスマホアプリも一般的になってきました。

ニュースサイト

音楽情報といえば、のナタリーを中心に音楽ニュースサイトがフェスの情報を発信している例が多いです。

フェスに特化したものは少ないですが、RO69は全国のフェス開催情報を地図から地域別や日程別で網羅的に探せる”フェスマップ”(http://ro69.jp/feat/fesmap/)を展開。こちらはRO69アプリでも利用可能とのことです。

このサイト群は正確な情報を早く提供することが重要になってくるため、新規サイトの参入障壁が高いのが現実です。しかし、フェスマップのように情報整理の切り口次第では、ユーザのニーズを満たして存在感を示すことはできるやもしれません。

Webサイトはどんどん増えていますし、近い将来「フェス情報といえばここ!」といったフェス専門ニュースサイトが登場するかもしれません。楽しみです。

カルチャーサイト

先述したFestival JunkieやFestival Lifeなど、フェスに関するニュースを始め、まとめ記事やファッションスナップなどフェスの楽しみ方を紹介しているカテゴリです。
こちらもサイトの数としては多くありませんが、個人ブログや有志で作ったWebサイトが多いようです。
また、 アウトドアショップがサイトの一部 として、フェスファッションを紹介したり、フェスに必要なアウトドアグッズの紹介をしているサイトもあります。

どこも既にレッドオーシャンであることには変わりありませんが、流行の移り変わりや切り口の違い等によってまだまだこの領域のサイトは増えていく余白は残っていると感じています。

来たれ、もっと面白いフェスメディア!笑

Creativeman参戦!全てを統合したフェス総合サイトの登場

来たれ!とか言ってたら来ましたね、新しいフェスメディア。笑

CREATIVEMANという既に夏フェスシーンにおいて、大きな存在感を放っているプロモーターがメディア事業に参戦しました。

その名もAndmore http://andmore-fes.com/

引用 : musicman-net

引用 : musicman-net

「もっと楽しくなるフェスマガジン」ということでフェスの魅力を伝えるための「カルチャーサイト」的な魅力を見受けました。

しかも自分たちが運営しているフェスに限らず情報を発信していく、ニュースサイトとしての側面も持っているというのも驚き。

加えて、サマーソニックなどについては踏み込んだコンテンツを発信できる立場にあり、今回挙げた「特設サイト」「ニュースサイト」「カルチャーサイト」の全ての情報カテゴリを提供できる、いうなれば「フェス総合サイト」として名乗りをあげたわけです。

先ほど言った「フェス情報と言えばここ!」の筆頭候補ですね。

これからのフェスサイト

最初に述べたようにこれまではっきりではなくとも情報と情報提供者の特性で切り分けられていたフェス情報ですが、CREATIVEMANという夏フェスにおいて大きな存在感を持つ猛者がフェス情報メディアを持ったことで状況は少し変わりそうです。

これまで散在していた情報が一ヶ所に集まるということなので、他との差別化ができていないメディアは淘汰されますよね。(当たり前&フェスに限らずですが…)

そういう意味では、当事者(フェス運営者)が運営する「特設サイト」は今後も意義を持ち続けると考えています。
さらに、海外フェスではフェス当日のライブがUst配信されるケースもでてきており、各自フェスが特設サイトとしてのオウンドメディアを効果的に運用していくことは、これまでより重要になってくるでしょう。

もし、今後フェスに特化したWebサイトを提供することを考えている人たちがいるのであれば、上記3カテゴリのどれにも当てはまらない情報を提供するか、あるいは「カルチャーサイト」の位置づけて独自の切り口、他にはないアプローチでの情報提供、コンテンツ制作が求められると思います。

Andmore 」は個人的に楽しみつつ、僕も一人のWebメディア人として、何か新しい切り口を見出してみたいと密かに思っています。笑

何はともあれ、今年も夏フェス楽しみましょう!!!

オトミセで考える情報設計とLX (リスナー体験) 問題提起編

blog_otomise_lx_0215

私事ですが、5月3日~5日の間さいたまスーパーアリーナで開催されたVIVA LA ROCKに行ってきました。
今回ライブ以外で気になっていたのは「オトミセ」。アマチュアミュージシャンをはじめ、音楽に関する様々な活動をされている方々が音源を配ったり、活動をアピールする某マーケットのような場所です。

今年で2年目となるVIVA LA ROCKですが、オトミセ自体は運営側の導線改善や出展者の皆さまの努力の甲斐もあり、去年より賑わっていたと思います。

無料配布したCDの役割

VIVA LA ROCK終了後、オトミセに関していくつかのツイートが目に留まりました。
それは、オトミセの出展者のアプローチに疑問を呈したもの。

発端はレジ―さん(@regista13)のこの一連のツイート

このツイートに呼応するようにSpincoaster野島さん(@BokuNojiman)からも。

簡潔に言うと、当日その場の展開だけで満足しているのではないか、その後の流れまで考えた上でのコミュニケーションなのか、という疑問でしょう。

今回は音楽の届け方と音楽にまつわる情報の届け方について、UXの観点から書いてみたいと思います。
続きを読む

Ameba Owndはアーティストサイトの救世主になれるのか!?

ameba-ownd_01

3月18日にリリースされたデキタテホヤホヤのオウンドメディア生成サービス Ameba Ownd
ameba ownd
今回はサービスの紹介と使ってみた感想、今後期待するところについて考えてみたいと思います。

Ameba Owndとは

Ameba OwndはWeb制作専門知識なしでも1.デザイン選択 2.サイト編集 3.公開 という3ステップで簡単にオウンドメディア(Webサイト)を作ることができるサービス。
僕も実際に10分足らずで公開に至ることができました。
https://rikukawasaki.amebaownd.com/

簡易的なブログやポートフォリオを作るためのサービスかと思っていましたが、SNSとの連携機能も充実や今後有料コンテンツの配信も予定されていることもあり、多様な用途に対応できるサービスになっているのではないかと思います。

既存サービスとの相違

視覚的に、且つ直感的に要素を配置できたり、編集が簡単だったりと、サービスとしてはWixと近い印象です。
しかしながら、Wixはローディングに時間がかかったり、無料プランだと違和感のある広告があったり(笑)、ドメインもカオスだったりするので、Wixよりは好印象を受けました。

またWixとの一番の違いは、Ameba OwndはAmebaというコミュニティの上に成り立っているところではないでしょうか。
アメーバアカウントでログインできたり、フォローという概念があったりと簡易サイト制作のみのWixと比べるとプラットフォームとしての可能性も大きく秘めていると思います。

ただ現段階ではまだ拡張性は低く、アプリマーケット等を備えているWixの方が様々な機能を追加できる状態にはあります。
Ameba Owndとしてもそこはこれからドンドン機能追加していく、という感じではないでしょうか。

使ってみた感想

使いやすく、シンプルなデザインテンプレートを提供しつつ比較的アレンジの自由があるところは好感を持てます。

しかしながら、まだリリースしたてで精度は低いのかな、という印象も受けました。
バグはありますし、次に行いたい行動に迷うこともしばしば。。。まだまだデジタルに強くない一般ユーザの間で流行するサービスには程遠いと感じました。

実際に使ってみて気づいた点をいくつか…

〇 デザインの自動保存機能が欲しい。
⇒ 何回か編集中に消えました。

〇 投稿画面の「本文を入力」の点滅が目障り。
⇒ 背景が真っ白なのに、薄いグレーで点滅されると違和感しかないです。

〇 投稿画面の背景と入力フォームが真っ白でどこが本文のフォームなのか、どこがタイトルのフォームなのか分からない。
⇒ 投稿画面でユーザがどこに書けばいいか分からないっていうのはちょっと。。。枠をつけるなり、背景色を変えるなりしてほしいです。

〇 投稿画面の投稿ボタンが右上にしかない。
⇒投稿フォームは書きながら上から下に進んでいるので、投稿フォームの下にボタンがあってもいいのでは、と感じました。

オウンドメディアの底上げに期待

さてここからはタイトルでも触れていましたが、【音楽×オウンドメディア】というテーマでブログを書いている僕としても、やはりアーティストサイトとしてのAmeba Owndの可能性に触れておきたいと思います。

僕はアマチュアバンドをよく観に行く関係で彼らのHPを閲覧することが多いのですが、現状アーティストサイトを作る上でよく使われているのがWixとJimdoなのかと思っています。
Wordpress等のCMSを入れているもの、独自ドメインを取得しているものは一定レベル以上のアーティストになると増えてくるのですが、”プロではない”アーティストという括りで見たとき、決して多いとは思えません。

ちゃんと作ろうとするとお金もかかりますし、WixやJimdoに比べて運用が難しいというのが理由にあると思います。
初めのうちはそれでもいいのかもしれませんが、アーティストとして知名度を獲得し、多くの人が(定義は曖昧ですが)閲覧するステージまで来たときに限界にぶつかるでしょう。

具体的には、“機会損失”が増えるリスクに直面するということです。

アーティストにとっての機会損失とは

アーティストのオウンドメディアが引き起こしうる機会損失とはなんなのでしょうか。

分かりやすい例を出すと…
Aさんはあなたのバンドの曲をラジオで聴いて興味を持ち、ライブに行きたいと思っています。

スマホで検索してHPまでたどり着きましたが、HPがスマホ対応しておらずスマホでは見にくいのでライブ情報を見つけるのに苦戦しています。

あ、Twitterでリプライが来た!

離脱!

これが機会損失です。スムーズに情報を提供できていればライブに動員できたというケース。
こんなことあるのか、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、アクセス数が増えてくれば十分起こり得ます。

よくPVがバズる!とかTwitter企画でファンが増える!とかとか、所謂”仕掛け”がデジタルでできる全てだと思われているであろう方を見ることがあります。
“仕掛け”で100人の新規ファンを獲得することも、”仕組み”で100人の新規ファンを逃さないことも結果的には同じです。

“仕掛け”と”仕組み”で言えば、”仕掛け”の方が華やかですし、注力したい気持ちも分かりますし決して悪いことではないですが、高性能の受け皿(仕組み)を持つことで、興味を持ってくれた人にライブに来てもらう、音源を聴いてもらう、ファンになってもらう、というのも同じくらい重要な考え方だと思っています。

Ameba Owndはアーティストサイトの救世主になれるのか!?

少し話が逸れましたが、現在HP含むオウンドメディアに特に注力していないアーティストさんは試してみる価値はあるのではないでしょうか。

サービスリリース時からMISIAさんや絢香さん、ナオト・インティライミさんなどのアーティストをインフルエンサーとして構えているあたりを見ると、少なくともAmeba Owndは”その気”だと思います。

もしやり方が分からない、あんまりデジタルは得意じゃないし自信がない、という方はご連絡いただければ協力させていただきますのでお気軽に!(別に僕はAmebaの回し者じゃありませんので!笑)

レスポンシブデザインのアーティストサイト10選!

yonetsuHP

本日はこのブログのテーマでもあるwebサイトに関する話題です。

人々がプライベートのPCやスマホというデジタルデバイスを持っているのが当たり前になったこのご時世、Webサイトはデジタルにおける自分(企業、アーティスト)の分身とも言えます。

アーティストサイトのグラフィックデザインやユーザビリティはブランディングや人気を支える大事な要素となるのです。

そういう風潮がある中で近年よく利用されるのがレスポンシブデザインというデザイン手法です。

レスポンシブデザインとは?

簡単に言うと、スマホやPCなど様々な大きさデバイスでサイトを閲覧したときにその画面サイズに合わせてサイトのデザインを最適化してくれるデザインのことですね。

PCで閲覧されている方は画面幅をだんだん小さくしてみてください。

あるポイント(ブレークポイント)でページ構成がクルっと変わります。このサイトだと、右上にメニューバーが現れ、スマホ仕様に姿を変えます。

レスポンシブデザインがここまで普及するまでは、PCサイトとモバイル(スマホ)サイトが別々に存在していました。今でもデザインの自由性など様々な理由でスマホサイトを別に持っているケースもありますが、昨今はSEOや運用負荷軽減、品質管理などの観点で重宝されています。

レスポンシブアーティストサイト10選

今回はレスポンシブデザインで制作されているイケてるアーティストサイトを紹介したいと思います。※画像はPC版です。

米津玄師

yonetsuHP
ネット時代の新進気鋭のアーティストはやはりオウンドメディアにもこだわっているのでしょう。
http://reissuerecords.net/

go!go!vanillas

gogovanHP
今回の記事を書くにあたり、一通りHPを見て回りましたが、所謂若手ロックバンドは少ないように感じました。その中で一昨年のスぺシャ列伝から波に乗っているgo!go!vanillas。
http://gogovanillas.com/

ゲスの極み乙女。

gesuHP
今飛ぶ鳥を落とす勢いで駆け上がっているゲスの極み乙女。彼らはレスポンシブだろうなぁと思っていたら…やはり。
http://gesuotome.com/

the fin

thefinHP
the finも予想通り。デザインを見る限りスマホファーストで制作されたのかな、と思ったりもします。
http://www.thefin.jp/

パスピエ

passepiedHP
ブランディングのデジタル基盤でもあるオウンドメディア。パスピエは独自のビジュアルを展開し、ここでの世界観も抜け目がありません。
https://passepied.info/

THE NOVEMBERS

theNovHP
メインビジュアルがとても印象的。そのポイントを活かすデザイン意識はPC、スマホ共に感じられます。
http://the-novembers.com/

Greeeen

greeeenHP
アルバム紹介ページから収録曲全曲の歌詞・映像へのリンクがあるのは驚きでした。
http://greeeen.co.jp/

サザンオールスターズ

sasHP
出ました大物!ベテランアーティストがレスポンシブ対応されているのは意外でした!
http://special.sas-fan.net/special/sas2015/

aiko

aikoHP
動画の配置を見ると、スマホファーストなのかな、と感じます。特にスマホでのUIがシンプルで好きです。
http://aiko.com/

N.O.R.K

norkHP
N.O.R.K、デジタルに精通していることがサイトから伝わります。メニュー(グロナビ含め)にSound Cloudを入れているアーティストサイトもなかなかないですよね。
http://www.nork.asia/

以上10サイト選んでみました。意外とあっという間に見つかりました。

ピックアップしてみた印象としては、やはり音楽でシューゲイザーやボカロなど、デジタルをイメージさせるようなアーティストはレスポンシブデザインを使用しているところも多かったように感じます。

そして、今回はあえてPC版のみの画像を掲載しています。スマホサイズになるとどうデザインが変わるのか、PCで画面サイズを調整して是非ご自身のお手元でお確かめください。

ブレークポイントでデザインがクルッ!と切り替わるあの感触、癖になるかもしれません。笑

アーティストサイトがただの”掲示板”としてではなく、”マーケティングプラットフォーム”として認知され、注力されるようになる第一歩として、今回ピックアップしたようなレスポンシブデザインが取り入れられているサイトがたくさんあるのはこの上なく嬉しいことですね!

未だにモバスぺを使い続けるキュウソネコカミは勝ち組?負け組?

kyuusonekokami
キュウソネコカミHP http://02.mbsp.jp/kyuuso/

キュウソネコカミHP http://02.mbsp.jp/kyuuso/

普通に考えたら当然負け組ですよ。笑

若者を中心に大ブレーク中の彼らですが、何年前からか知りませんが彼らのホームページはずっとモバスぺで運用されています。
そうです。ガラケーベースのモバスぺです。(http://m-space.jp/)
メジャーデビューしたのにリニューアルするどころか、ずっとモバスぺです。スマホ全盛期のこのご時世にガラケー時代に作られたプラットフォームを利用し続けるメリットがない。普通なら。

でもみなさんお気づきの通りこれは”確信犯”です。
さすがに僕も引き続きモバスぺやキュウソをディスってブログを締めるわけにはいきません。笑

ここからはアーティストにとってのオウンドメディアの役割とキュウソネコカミが如何に”窮鼠猫を噛”んでいるか、彼らの姿勢を見ていきます。

現代のオウンドメディア事情

そもそも論ですが前述したとおり、”普通なら”いまどきモバスぺなんて使いません。売れないアマチュアバンドマンでもウェブサイトビルダーのwixやSNSのTumblr、少し手間をかけてwordpressでウェブサイトを持つ時代です。ユーザビリティは悪いし、アクセスログもまともに解析できないし…。モバスぺがスマホ時代にそぐわない環境であることは明らかです。

オウンドメディアの役割とは

キュウソのホームページがオウンドメディアの制作クオリティとして、あまりに褒められたものではないことは前述した通りですが、果たしてお金をかけて制作された”ちゃんとした”他のアーティストのオウンドメディアは機能しているのでしょうか。

多くの場合答えはNOです。
オウンドメディアとしての役割を果たしているアーティストのホームページはそう多くは見受けられません。
オウンドメディアの役割は「情報発信」と「ファンとの関係構築」であると言えます。多くのアーティストの場合、ホームページにはリリース情報やライブ情報が掲載されており、それがユーザがホームページを訪れる主な要因となっています。すなわち、「情報発信」という機能は多くのアーティストのホームページが全うしていると。

それでは果たして後者「ファンとの関係構築」はどうでしょう。

実はこの「ファンとの関係構築」こそがアーティストのオウンドメディアに欠けている大きな要素なのです。

狙いは一貫した”ブランディング”

キュウソが不便を被ってでもモバスぺを使う理由は”ブランディング”この一言に尽きるでしょう。

ブランディングは簡単に言ってしまえば”印象付け”ですね。Wikipedia先生によると「ブランディング(英: branding)とは、顧客の視点から発想し、ブランドに対する共感や信頼など顧客にとっての価値を高めていく企業と組織のマーケティング戦略のひとつ。」らしいです。

つまりオウンドメディアはファンに対してアーティストのイメージや個性をポジティブに認識してもらうためのプラットフォームでなければいけません。そのためにはオウンドメディアのそのものはアーティストのイメージと近いものでなければ意味がないのです。単純に言ってしまえば、可愛いアーティストなら可愛いホームページ、かっこいいアーティストならかっこいいホームページ、そしてバカっぽいアーティストならバカっぽいホームページこそが効果を発揮するということです。

そして、それはビジュアルだけでなく、UX(ユーザ体験)、コンテンツも含めてアーティストのブランドを軸に設計されるべきなのです。それを踏まえて、改めてみなさんが好きなアーティストのホームページを見てみましょう。なんとなく色合いはそのバンドっぽいけど、それまで。というようなホームページがほとんどではないでしょうか。

話をキュウソに戻します。先に述べたブランディングとオウンドメディアの役割の話を踏まえると、キュウソがモバスぺを使い続けるのは、ファン(顧客)から近い存在(共感、信頼)に感じてもらうための手法の一つということが言えます。あえて時代遅れの環境を使い続け、定期的にバカっぽい(失礼)ワンフレーズを更新することによって、ライブ情報を見にくるファンにキュウソらしさを感じてもらう。TOPページのバカっぽい一言が気になり、今日もホームページを訪れ、ついでにライブ情報も確認する。

この一貫したブランディングを継続的に体験することによってライトファンはコアファンへ態度変容します。これがオウンドメディアの存在意義なのです。

最後に

最後に…実はキュウソネコカミがメジャーデビューを果たしたビクターエンターテイメントのホームページの中にアーティストページがあり、そこに「キュウソネコカミ公式サイト」というWebページが存在します。本当はモバスぺだけじゃないんです…

とはいえ、このサイトは前述した「情報発信」のみを役割として持っている”その他大勢”のアーティストサイトと同じであり、キュウソネコカミのブランドイメージとはあまり関連性の感じられないものだったので、あえて触れませんでした。

モバスぺが正しいとは言いませんが、キュウソネコカミが彼らのモバスぺで展開しているブランディングやファンとの関係構築はオウンドメディアが担うべき、そして他のアーティストが見習うべき大事なエッセンスなのです。

【結論】モバスぺを使い続け、ファンとの関係を築いているキュウソネコカミは勝ち組

※記事内でキュウソネコカミのことを度々バカっぽいと言っていますが決して貶しているわけではなく、これは愛です。